ABOUT US CSRの取り組み

ネクスコ東日本グループの一員として、NEXCO東日本と連携しながらCSR活動に積極的に参加し、地域に応じた活動を行っています。

環境を守る

(株)ネクスコ東日本エンジニアリングは2014年に中期経営計画を策定し、基本方針Ⅲ「新たな技術の開発・導入」の中で、環境負荷低減技術の一環として、高速道路で行ってきた様々な自然環境保全対策が周辺環境にどのような効果をもたらしてきたのかを検証するプロジェクトに取り組んでいます。ややもすれば、高速道路は周辺の自然にマイナスの影響を与えかねないという懐疑の念があり、その念にどのように答えていくか。また、建設後、特に注目されてこなかった自然環境保全とその対策が現在どのようになっているかを確認し、建設当初の自然環境保全の考え方を今後どのように取り組むべきかにも着目することとしました。

1) 自然環境に配慮しながら高速道路を整備してきました。

自然環境に配慮しながら高速道路を整備してきました。

ネクスコは道路公団時代より自然環境に配慮した高速道路整備(エコロード)を進めてきました。特に1992年の地球サミット以降、エコロードは全国各地で展開されました。
エコロードは、道路整備による影響を回避、低減し代償措置を講じます。また、道路空間を利用して生物が生息・生育できる空間(ビオトープ)を創出します。
ビオトープは関東支社管内に26か所あります。

ビオトープ整備マップ
ビオトープ整備マップ

代表的エコロードを、2つ紹介します。

2)建設事業が完了すると、エコロードの管理活動が低下していることが課題です。

建設事業が完了すると、エコロードの管理活動が低下していることが課題です。

高速道路が開通し管理に移行すると、必要な管理活動が低下しクズに覆われてしまっているビオトープも散見される状態になっています。
ビオトープなどの緑地は多様な機能と役割を有する重要な資産であり、環境保全に関する技術を高めるとともに、人材育成に努め、緑地機能を確保するために効果的で効率的な保全・管理を提案していきたいと考えています。

3)自然環境保全に対する(ビオトープを守る)新たな取り組みをネクスコ東日本エンジニアリング(NEE)は支えていきます。

自然環境保全に対する(ビオトープを守る)新たな取り組みをネクスコ東日本エンジニアリング(NEE)は支えていきます。

NEEは、平成22年に道路緑化保全協会から自然環境保全業務(委員会)を継承し、エコロードという新しい分野に取り組んで8年になります。この間にエコロードの追跡調査・検証業務を行いながらエコロードに関する知識やスキル・技術を養ってきました。
NEEはこうしたビオトープを保全し活用していく取り組みでネクスコをサポートしていきます。
例えば、ビオトープを教育機関と共同で研究することや地域の子供たちの環境教育の場とするなどの取り組みです。
自然環境保全やビオトープ管理はまずは人づくりから。NEEは社員教育(研修)を始めています。


高速道路の緑地資産保全の取組み~自然も、われらのステークホルダー®~

海外技術調査

海外における点検技術動向調査は、点検の信頼性向上や高度化・効率化に向けた海外での取り組みについて調査を行い、日本における点検技術力の向上を図ることを目的として行っています。

1) 平成28年調査内容

平成28年調査内容

橋梁を中心とした構造物点検技術調査の目的で、米国ミネソタ州交通局橋梁事務所、フロリダ州交通局材料事務所、英国アトキンス社を訪問し、意見交換および現地調査を実施しました。
調査内容は、現地での点検方法及び点検技術、非破壊試験方法利用状況や腐食対策技術、点検に関する資格や教育訓練と多岐に渡っており、調査内容の事前調査、現地での意見交換、帰国後の調査内容取りまとめと多くの時間と労力をかけ報告書を作成し、また対外的にも発表を行いました。
(写真左:ミネソタ州道路局の点検状況視察状況、写真右:フロリダ州スワニー川橋視察状況)

2) 平成29年調査内容

平成29年調査内容

トンネルを中心とした点検技術調査を実施中であり、フィンランド交通局の参照橋梁等の点検状況、スウェーデン交通局の長大トンネルプロジェクトであるストックホルムE4バイパスの視察を実施しました。さらに米国ワシントン州交通局の大断面のトンネル調査を予定しています。
(写真左:フィンランド交通局現地点検の様子、写真右:ストックホルムバイパスの意見交換の様子)

3) 今後の取り組み

海外の点検技術の調査では、非破壊試験等の最新の調査方法についての知見習得、日本にはあまり見られないPCグラウトのソフトグラウト問題や、トンネル内空防火パネルの設置などの多くの知識を得ることができ大きな成果といえます。
海外では、少ない人数で効果的な点検を行うための、資格制度、教育訓練方法、データベースの構築方法、さらに、多くの女性技術者が活躍しています。
今後は、海外技術者との交流も含め、さらに、海外技術の知識を深め、我が国の点検技術の向上を図っていきます。

作業安全の取り組み

高速道路事業に関わる企業として社員が安心して業務に携われる安全な体制を努めています。

工事車線規制の取り組み

安全対策設備

路上で行う作業の安全をはかるため、ロードジッパーシステムとアーマーガードバリアの機器を工事の種類や規模に合わせて使い合わせることによって、工事規制内のさらなる安全性の向上に取り組んでいます。


  • 工事車線規制のイノベーション~さらなる安全性の向上を目指して~3.51MB
  • 安全パトロール

    高速道路の点検作業は土木、電気、通信、機械、建築、造園など幅広い分野があり、安全パトロールを行い安全指導を行います。

    安全パトロール

    路上作業安全十訓

    高速で走行する車輌のすぐ近くで作業を行うことが多いので「路上作業安全十訓」を徹底して日々の作業の安全を図ります。
    路上作業安全十訓
    • 体調の悪いときには現場に出るな!
    • 規制内は安全地帯ではない、油断するな!
    • 全ての作業は安全を確認してから開始!
    • 作業は基本に忠実に!慣れは禁物!
    • 作業は、原則、通行車に正対して!
    • 警報、合図ですぐ逃げろ!
    • 作業はラバーコーンからはみ出すな!
    • 工事車両の死角に入るな!
    • 皆で無くそう不安全行動・不完全設備!
    • 規制内は整理整頓、作業完了時は清掃!
    路上作業安全十訓