点検技術の高度化・効率化を図る
車両を活用した取り組み
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Road Eye®
走行しながらデータを取得し、損傷を見張る道路性状測定車です。規制を行うことなく時速100kmで高速走行しながら舗装路面及びトンネル覆工面の損傷を高精度に測定することができます。
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はカ~る®
高速道路上のさまざまな電波を、同時に全自動測定できる車両です。1回の走行で各種測定が可能となり、ETCの電界強度はETCレーンを通過するだけで測定が可能です。
画像処理/認識技術を活用した取り組み
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UAV動画点検
ドローン(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)による撮影動画を活用した点検技術です。鋼橋(主として鈑桁橋・箱桁橋)において、従来の交通規制や点検用足場を必要とせず、近接目視と同等の精度で健全性の診断を行うことが可能です。
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AI画像診断
建物の外壁画像を撮影し、ひび割れなどを自動検出する画像計測技術です。従来の足場が不要なことに加え、手作業で図面に書き込んでいた点検結果(ひびの幅・長さ)を自動で集計することができます。
ロボットを活用した取り組み
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スパイダーeye®
高解像度カメラを活用した新たな橋梁点検手法です。川の上や山間部に架かっている橋梁、検査路がない主桁間や張り出し部、また都市部で大型遮音壁があり機械が設置できない場所など、人が近接目視点検できない場所で使用することができます。
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壁昇降点検ロボット
高橋脚の点検困難箇所を人に代わってロボットが安全に点検することができます。コロコロeye®を搭載し、コンクリートの「浮き」を特定でき、さらに「ひび割れ」を鮮明に撮影します。
ソフトウェアを用いた取り組み
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BIMBuilding Information Modeling
BIM(Building Information Modeling)は、建物の「設計」「施工」「維持管理」の各プロセスにおいて、建物データを横断的に活用することで、効率化・品質向上を実現するものです。
BIMを用いることで、建物や施設構造物をコンピューター上に3Dで構築し、建物と配管の干渉などを工事開始前に気付くことができます。
また、3Dモデルを修正することで、部材の仕様や材料数などのデータも自動で修正されるため業務効率化につながります。BIM紹介動画