INTERVIEW 建築用語辞典を片手に、
設計図面と格闘する日々。
施設事業本部 施設調査設計部 建築設計課
※平成30年1月現在 笹川 航平 kohei sasagawa
笹川 航平 笹川 航平

父からの携帯メールに、入社の喜びを実感。

2016年に卒業した工業高校の建築科では、電気配線や水道配管など、建築設備について学びました。学校には多くの求人が来ましたが、NEEの求人票を見たときは、これだ!と一切迷いませんでした。だって、高速道路の建築や管理に関われるって、すごいことですよね。
NEEへの入社は、私より父のほうが喜んでいたように思います。高校生になってから、父とは話す機会が減っていたのですが、就職のことは誰よりも心配だったようです。入社が決まったとき、まず両親に電話で伝えました。普段は携帯メールをしない父が、そのあと「おめでとう」というメールも送ってきてくれました。すごくうれしかったです。
正直、入社前の説明会で配属先を聞いたときは驚きました。東日本全域で転勤があると聞いていましたが、初めの配属先は出身地の新潟だと思い込んでいたので、まさか東京本社になるとは。仕事内容だけでなく、東京での一人暮らしになじめるか、心配でしたが、今はすっかり慣れ、若いうちに東京での暮らしを体験できてよかったなと思います。

父からの携帯メールに、入社の喜びを実感。

建築資材を覚えるため、ホームセンター巡り。

高速道路のインターチェンジ脇には、料金所だけでなく、車庫や資材倉庫などの施設があり、雪の多い地域では雪かきの作業員がいる雪氷詰所などもあります。こうした管理施設や、パーキングエリアとサービスエリアのトイレ棟などの休憩施設の設計が、今私が担当している建築設計課での業務です。
これらの施設の新築・増築・改修が必要になると、建築主であるNEXCOと打ち合わせを重ね、現地を視察し、どんな建物にするかを決めていきます。図面を作成し、建築資材などを決め、NEXCOに渡すまでが、建築設計課の役割となります。
わからないことは建築用語辞典等を使って調べ、勉強をしていますが、調べてもわからないことは先輩たちから教えてもらい、日々建築のことを学んでいます。また、さまざまな建築資材を実際に見て、触れることができる、ホームセンターに行くこともあります。用語は机の上で勉強ができますが、建築資材は見て覚えなければならないので、すごく役立ちます。

建築資材を覚えるため、ホームセンター巡り。

自身が中心になって、設計を進めるプロジェクトがスタート。

インターチェンジやサービスエリアの施設は、どこも同じように見えますが、実は地域ごとに大きく違います。私の担当地域は北海道。雪の重さに耐えられるよう、柱が頑丈だったり、強力な暖房に備えられるよう、増大な電気容量で設計されていたりと、地域ごとにさまざまな工夫が施されています。
入社してから、建物を見る目が変わりました。ここはこんな資材を使っているのか、ここの工事はこういう工夫がされているのかと、ついついチェックしてしまいます。以前は図面を見ても全く想像もできなかったのですが、今はどのような建物になるか、少し想像できるようになりました。設計図面ができ上がった後も、実際の工事でどのような建物になるのか気になるので、機会があれば現場に足を運ぶようにしています。
昨年は先輩のサポートを中心にしてきたのですが、今年から私が主になる案件を任せてもらえるようになりました。いずれは建築士や建築施工管理技士などの資格を取得し、先輩たちのような設計のエキスパートになりたいです。

自身が中心になって、設計を進めるプロジェクトがスタート。