SUSTAINABILITY

グリーンインフラへの取り組み

「カーボンニュートラル」や「自然と共生する世界の実現」などの新たな世界目標が採択され、
グリーンインフラの取り組みは一層の実践が期待されています。
NEEでは、NEXCO東日本と連携し道路空間の緑化やビオトープの整備に取り組むことにより、
道路をご利用いただくお客さまや地域の方々、周辺の動植物などの自然環境、
そして地球環境の保全に貢献していきます。

ホタルの住む水路の創出

釜利谷ホタル水路

釜利谷JCT建設時、上流の調整池から続く水路を整備するにあたり、ホタルなどの生き物が住むことのできるせせらぎを創出しました。水路の形状や底質に変化を持たせたり、護岸に植樹を行うなど、多様な生き物が生息できる環境を整備しています。毎年、ホタルの生息が継続して確認されており、例年5月から7月に観察することができます。

釜利谷ホタル水路 [写真]

生き物のすみかをつなぐオーバーパス

もばら_どうぶつのはし

高速道路建設により分断された動物の生息域をつなぐためトンネルを整備し、その上部を動物が利用できるようにしています。イノシシやタヌキなど、これまでに14種類の野生動物の利用が確認されています。

もばら_どうぶつのはし [写真]

樹林・草地・水辺からなる多様な空間の創出

あきる野ICビオトープ

高速道路のインターチェンジの中に、樹林、草地、水辺といった多様な空間のビオトープを設けています。建設時から継続的なモニタリング調査を行い、180種類以上の動物と235種以上の植物が確認されています。このビオトープは、地元の小学生を招いて定期的に自然観察会を開催するなど、教育活動にも活用されています。

あきる野ICビオトープ [写真]

三浦メダカの里再生プロジェクト

横須賀PAこしみず池

地域の方々と協働でビオトープの管理や活動を行っています。横須賀PAこしみず池では神奈川県と市民団体、NEXCO東日本グループによる「三浦メダカの里再生プロジェクト」に取り組んでおり、外来種であるアメリカザリガニの駆除や、三浦メダカの放流を行っています。

横須賀PAこしみず池 [写真]

社内教育・技術者育成

ビオトープ保全に従事する社員の意識・知識の向上を図り理解を深めるため、定期的な研修や、管理作業に関する講習会を実施しています。また、環境教育の場や研究フィールドとして活用し、若手技術者や地域の大学生らによるワークショップも開催しています。

社内教育・技術者育成 [写真]